敗戦受け変更限定的

オールブラックス、イタリア戦メンバー ラグビー

ラグビーのニュージーランド代表オールブラックス(AB)のスコット・ロバートソンHCは、11月23日(NZ時間24日)にイタリア・トリノのアリアンツスタジアムで行われるイタリア戦のメンバーを発表しました。欧州遠征と今季のテストマッチを締めくくる格下相手の試合で、多数の若手起用も予想されていましたが、前週のフランス戦の敗戦を受け、スタメンの5人など限定的な変更となりました。

4週連続で欧州の強豪との対戦が続き、ABにとって「史上最も厳しい」と言われていた今回の欧州遠征。イングランドに加えて、当時世界ランキング1位だったアイルランドも破って全勝も見据えた形となりましたが、先週のフランス戦は1点差で競り負けとなりました。

ケインとペレナラ、代表引退戦

今週末のイタリア戦では、日本のリーグワンに移籍するためにこの試合で代表引退となるFLサム・ケイン(サンゴリアス)が脳震盪から復帰してオープンサイドフランカーで先発します。また、同じく最後のAB戦となるSHのTJペレナラ(ブラックラムズ)がベンチ入りしました。

フォワードの第3列に関しては、フランス戦では7番アーディ・サヴェア(モアナパシフィカ)、8番ウォレス・シティティ(チーフス)の布陣でしたが、ケインの復帰を受け、シティティが脳震盪となったサミペニ・フィナウ(チーフス)に代わってブラインドサイドにまわり、サヴェアがNo8に復帰することになりました。

先月の日本戦から先発出場を続け、疲れも見えていたシティティでしたが、今週も八面六臂の活躍が期待されることになりました。ただ、フランス戦はフィナウに代わって長時間の出場となった若手有望株のFLピーター・ラカイ(ハリケーンズ)もベンチ入りしています。

スクラムハーフに関しては、フランス戦でいい動きを見せていたキャム・ロイガード(ハリケーンズ)が先発で変わらず。フランス戦でそのロイガードに代わって出場して、ラックのボールの処理の遅れでターンオーバーを取られるなどやや不本意な結果に終わったコルテス・ラティマ(チーフス)がメンバー外となってしまいました。

デグルート、今遠征初出場

その他フォワードでは、イングランド戦前の「内規違反」以来音沙汰がなかったイーサン・デグルート(ハイランダーズ)が首を負傷したタマイティ・ウィリアムズ(クルセイダーズ)に代わって1番を着けますが、2番コーディ・テイラー(クルセイダーズ)、3番タイレル・ロマックス(ハリケーンズ)は変わらず。タイトヘッドの控えとして若手のパシリオ・トシ(ハリケーンズ)に代わって久しぶりにフレッチャー・ニュウェル(クルセイダーズ)が入りました。

また、ロックでは日本戦でキャプテンを務めたパトリック・トゥイプロトゥ(ブルーズ)が先発に入り、今季成長が著しいと指摘されているトゥポウ・ヴァイ(チーフス)が控えに回りました。

控えはプロクター、プラマーではなくハヴィリ

バックスでは、ボーデン・バレット(ブルーズ)がスタンドオフの先発として残り、ダミアン・マッケンジー(チーフス)はベンチ。イタリア戦でひざを負傷したCTBジョーディ・バレット(ハリケーンズ)に代わってアントン・レイナート=ブラウン(チーフス)が先発に回ります。また、指のけがから復帰のWTBマーク・テレア(ブルーズ)が14番となりました。

ところで、先発に回ったレイナート=ブラウンに代わるスリークォーターバックスの控えは、デビッド・ハヴィリ(クルセイダーズ)が入りました。ここまで出番が少なく物足りないデビューシーズンとなったビリー・プロクター(ハリケーンズ)や、来年の仏クレルモン移籍が明らかになったCTBが本職のハリー・プラマー(ブルーズ)ではなかったのが個人的には残念でした。

「先週、ショックを受けてみんな手を挙げた」

ABは現在世界3位で、最終戦の相手のイタリアは世界10位。フランス戦では選手の疲れも目立っていただけに、日本戦並みのメンバー変更も予想されていました。しかし、ロバートソンHCはもう5、6人のメンバー変更が可能だったことを認めたうえで「それ(敗戦)が今回のチーム編成の理由の一つ。選手たちは先週、大変なショックを受け、みんな(試合出場に)手を挙げた」と説明しています

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