ブラックフォイルズ今季2勝目、総合首位

セールGPシーズン5第7戦ポーツマス大会 セーリング

ヨットのセールGPシーズン5第7戦、イギリスのポーツマス大会が現地の7月19、20日に開かれました。チームニュージーランド「ブラックフォイルズ」は、初戦のドバイ大会以来となる今シーズン2度目の優勝を果たし、シーズン総合ポイントで首位に躍り出ました。

セールGPは、双胴艇(カタマラン)のF50を使用する国別対抗のヨットレース。フォイリングによる高速レースが大きな魅力です。5季目となる今シーズン、悲願の初優勝を目指すブラックフォイルズは初戦のドバイ大会で幸先よく優勝したものの、次の地元オークランド大会では決勝レース進出を逃すなど、今一つ調子が上がりませんでした。

しかし、第6戦となった前回ニューヨーク大会では2位に入って復調の兆しを見せ、総合順位もグランドファイナル出場圏内の3位に浮上していました。

波に乗り切れず、初日は5位

初日は風速時速16~20キロメートルというコンディションの中、計4レースが実施されました。練習中にウィングを破損したフランスが出場不能となり、11チームでの戦いとなりました。

第1レースでブラックフォイルズは好位置でスタートを切り、第2ゲートで3位につけます。その後、上位2艇とは逆のコースを取る戦略が奏功し、観客の大歓声を受けて優勝した地元イギリスに続いて2位でフィニッシュ。続く第2レースは混戦となり、スイスが勝利を収める中、ブラックフォイルズは4位に終わりました。

しかし、第3レースでは絶好のスタートを切り、そのままリードを広げて勝利を果たします。ところが、第4レースでは一転して大きく出遅れ、最後尾の11位に沈み、浮き沈みの激しい一日となりました。この結果、ブラックフォイルズは初日を終えてオーストラリアと同ポイントの総合5位となりました。

2日目はフリートレース2勝

2日目は風が時速25~30キロと強まりました。初日は欠場していたフランス艇も修復が間に合い、全12チームが出場しました。

ブラックフォイルズは最初の第5レースで好位置からスタートし、第3ゲートで首位に立つと、そのまま今大会2勝目を挙げました。しかし、続く第6レースではスタート前のマニューバリングでペナルティを課され、出遅れて5位に終わります。

それでも、フリートレース最終となる第7レースではまずまずのスタートを切り、第3レグで首位に。その後、この日好調だったフランスに一時抜かれますが、第4レグで再びオーバーテイクし、今大会3勝目を挙げます。

この結果、ブラックフォイルズは首位のイギリスに次ぐ2位で決勝レースに進出。3位には初のファイナル進出となるスイスが滑り込みました。

風のシフトとらえ、逆転優勝

イギリス、NZ、スイスの3艇で行われた決勝レース。ブラックフォイルズはスタートで出遅れてしまいます。しかし、上位2艇とは逆方向の海面を選んだ第3レグで風のシフトをうまくとらえて首位に躍り出ます。その後、第5レグでスイスがトラブルに見舞われたため、事実上イギリスとのマッチレースとなりましたが、ブラックフォイルズはそのままリードを守り切り、トップでフィニッシュしました。

ブラックフォイルズにとっては今季2勝目となり、シーズン総合ランキングでもブラックフォイルズは54ポイントとなり、首位に躍り出ました。2位には今大会4位だったオーストラリアが52ポイントで続き、昨シーズン覇者のスペインは今大会6位に終わり、51ポイントで3位となりました。

次回大会は8月16、17日にドイツで開かれるサスニッツ大会です。

にきお

50歳(ちょっと手前)の2023年2月からニュージーランドのオークランドで生活しています。大好きなラグビーとセーリングの話題のほか、気になったニュースなどおじさんが見たキーウィ生活のリアルをお届けしています。
X: @Nikki_de_Loup

にきおをフォローする
セーリング
にきおをフォローする
タイトルとURLをコピーしました