ブルーズ首位守る クルセイダーズ10敗目

2024スーパーラグビー・パシフィック第13節のニュージーランド勢 ラグビー

2024スーパーラグビー・パシフィック第13節のニュージーランド勢は、ブルーズがハイランダーズに47ー13で勝ち、首位を守りました。一方、クルセイダーズは終盤、ブランビーズに追いつきながらやや不運なペナルティトライを取られて24ー31で敗れ、今季10杯目となりました。レギュラーシーズンも残り2節となり、大詰めを迎えています。

レギュラー休養でも層の厚さ

大一番となった前節ハリケーンズ戦から一週間となったブルーズは今節、キャプテンのLOパトリック・トゥイポロトゥやWTBマーク・テレア、No8ホスキンス・ソトゥトゥらを休ませました。水曜日のメンバー発表ではベンチ入りしていたSOスティーブン・ペロフェタも大事をとってメンバーがから外れることになり、ウォーターボーイを務めていました。

それでもブルーズは選手層の厚さを見せつけました。前半こそ中盤までハイランダーズに追いすがられますが、それでも3トライを挙げて折り返し。後半に至ってはハイランダーズを無得点に抑えて4トライを追加し、完勝しました。

ブルーズはメンバーが入れ替わってもフォワードに安定感がありました。バックスでは今季はいい動きを見せているWTBケイレブ・クラークがハイボールの競り合いやボールキャリーでキレのいい動きを見せていたのが印象的でした。

ブルーズはこれで主要メンバーが休養できたうえ、ペロフェタに加えてオールブラックスのCTBリーコ・イオアネやSHフィンレイ・クリスティがけがから復帰する見通しです。ポストシーズンに向けてかなり盤石な態勢と言えそうです。

ハイランダーズ、後半力尽きる

一方のハイランダーズはこの試合も前半は比較的いい試合運びを見せました。特にブルーズに先制された直後、ラインアウトからブラインドサイドをついて内側に走り込んだWTBティモシー・タヴァタヴァナワイに渡して奪ったトライは見事でした。ジャッカルに定評があるタヴァタヴァナワイですが、ここ最近はようやくアタック面でも真価を発揮しつつあるような気がしています。

ただ、ハイランダーズはまたもや後半はいいところなしで、あまり得点機さえありませんでした。選手層の薄さと言ってしまえばそれまでですが、前半はセットプレーも安定して堅実な試合運びをしていただけに、残念です。今季はポストシーズン行きはほぼ間違いないところまで来ていますが、次節のホーム最終戦のフィジアン・ドゥラ戦は勝っておきたいところです。

また、この試合はナイターで行われ、予想通り観客は1万5000人とさほど多くありませんでした。カードの注目度の違いもかなり大きかったとはいえ、同じイーデンパークに2万5900人が詰めかけれた前節のデーゲームとの違いが際立つ結果となりました。

不運なペナルティトライ

さて、アウェイで3位のブランビーズと対戦したクルセイダーズは、前半立て続けに得点を許して追う展開となります。それでも、後半追いすがり、残り5分の時点でWTBチェイ・フィハキがPGを決めて24ー24の同点とします。

しかし、直後に自陣でペナルティを取られてしまいます。ブランビーズのSOノア・ロレシオのPGは左のポストに弾かれてインゴールに落ちますが、ボールはデッドとなります。TMOの結果、クルセイダーズのLOクインテン・ストレンジが意図的に手でボールを出していて、それがなければブランビーズのトライにつながったと判定され、ペナルティトライとなります。

クルセイダーズは前節のハイランダーズ戦で、最後にタックルリリースと同時にトライを奪いました。これは、ゴール前であってもタックルしたらリリースしなければいけないというルールの「真空地帯」のような場面でした。今回も手でボールを出すのは反則という、考えてみればちょっと「変なルール」に基づくものでしたが、今回はそれが相手を利することになってしまいました。

結果的に惜しいところまで行っただけに、キャプテンのHOコーディ・テイラーも「自滅してしまった。特に前半のミスが響いた」と話していました。2勝10敗となったクルセイダーズですが、惜敗が多いので可能性としてはまだポストシーズン進出があるようです。しかし、次節はホームながら、絶好調のブルーズが相手となります。

その他の試合では、ブルーズと同じくメンバーを落として臨んだハリケーンズは32ー24でモアナ・パシフィカを降しました。4位のチーフスは敵地でレベルズに26ー23で辛勝となりました。

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